普段の持ち物をなるべく軽くしたい私ですが、このたび超小型PCであるOneMix3を購入しました。
8.4インチの超小型パソコンOne mix 3買いました!!これからセッティングです!!サイズはiPad miniぐらい。かなり小さいです。アルミの筐体は高級感がありアップル製品っぽくてめっちゃいいです!キーボードの質感もすごく良くて入力しやすいです!遠征の時もこれだけでいけそう!#onemix3 #OneMix pic.twitter.com/B9aQYPNxqU
— ACTIVATE/スマホ選びで困っている人をなくしたい (@citywadakatsu) January 11, 2020
正直こんなに使えると思いませんでした。今ではMacBook Airを手放しても良いのではと思っているほどです。ということでさっそくレビューしていきたいと思います。
OneMix3のスペックや特徴
まずはスペックや特徴を見ていきましょう。
OneMix3のスペック表
OneMix3 | |
---|---|
ストレージ容量(ROM) | 256GB SSD |
価格 | 89,800円〜 |
CPU | Core m3-8100Y |
メモリ(RAM) | 8GB |
ディスプレイサイズ | 8.4インチ IPS |
解像度 | 2560×1600 358ppi |
本体サイズ | 294×129×14.9mm |
重量 | 650g |
メインカメラ | – |
インカメラ | – |
充電方法 | ワイヤレス充電(Qi)非対応 |
防水防塵 | 非対応 |
SDカード | 対応 |
認証方法 | 指紋認証 |
おサイフケータイ | 非対応 |
イヤホンジャック | 搭載 |
バッテリー容量 | 8600mAh |
カラーバリエーション | シルバー |
OneMix3の特徴
- 持ち運び可能な超小型PC
- ちょうど良い8.4インチの画面サイズ
- フルキーボード搭載
- 小さすぎずキーボードもノートパソコン並のピッチを確保されている
- 申し分ない性能
OneMix3の詳細なレビューはこちらです。
OneMix3の付属品
- 充電器
- USB Cケーブル
- 簡易説明書
オーソドックスなセットです。しかしながら箱にも高級感があり気持ちが高まります。
10万円近くするもんな
OneMix3のデザイン
それでは実際のOneMix3のデザインをみていきましょう。
まるでMacBook Mini。高級感のあるアルミ合金ボディ
ボディ全体はアルミ合金でできており、さながらMacBook Miniといったところです。
かなり剛性も高く、しっかりした造りで所有感があります。
天板のOneMix3のロゴも落ち着いていてカッコいいです。
これはアップル製品と言われてもわからんぞ
アウターのポケットに入る大きさ
サイズ感は非常に小さく、秋冬に着るようなダウンやコートなどのアウターのポケットに入る大きさです。
ジーパンのポケットとかはきついですね。
外出するときはダウンコートのポケットにさっといれて持ち運んでいます。
iPhone 8と比べてもこんなに小さいです。
身軽やで
とにかく入力しやすいキーボード
キーボードはピッチもしっかり確保されていて、非常に入力しやすいです。
ほぼフルサイズのキーボードを持っていけるというのがどれほどありがたいか。
私はこの1ヶ月ほどOneMix3でほぼすべての記事を執筆していますが、全然問題ありません。
Keyswapを使えばキー配置も問題なし
もちろん完全にフルサイズのキーボードとはいかないので、一部特殊な配置もあります。
具体的にいうと
- 句読点キーが小さく押しにくい
- Tabの位置が数字キーの上
あれ、これだけといった感じですが。
しかしこの問題点も「Kewswap」というフリーソフトを使うことで解決します。
おすすめのキー設定
私はKeyswapで下記のように変更しています。
- スペースキー横の「’」キーを「、」に変更
- 「A」キー横のCapsキーをTabキーに変更
これだけでもうめちゃくちゃ入力しやすくなります。
新幹線や飛行機の机やバスで膝の上でも作業できる
この大きさなので新幹線や飛行機の小さな机の上や膝の上でも快適に作業できます。
ほんとにどこでも作業ができてしまいます。
取り出して入力までのハードルがすごく低いので、スキマ時間をすぐさま作業時間にすることができます。
費用対効果めっちゃ高いで
カーソルポインターも以外とスムーズ
スペースキーの下に昔のBlackBerryを彷彿とさせるようなポインターが搭載されています。
こんなので操作できるのかと半信半疑でしたが、実際操作してみるとかなりスムーズに操作できます。
たとえばYouTubeで動画の下の視聴時間のスライダーを調整したりするような細かい作業も全然できます。
不器用そうな見た目でなかなかやるやんけ
OneMix3のカーソルポインターが苦手な作業
逆に苦手な作業はスクロールです。
タッチパッドではないので、2本指でスクロールなどの作業はできません。ドラッグ&ドロップも苦手です。
あとずっとこれで作業すると疲れます。
タッチパネルを使えばなんの問題もない
しかしなんの問題もいりません。そう、OneMix3の画面は普通にタッチパネル対応だからです。
タッチパネルだと上記の問題点がすべて解決してしまいます。技術力に感謝。
ぶっちゃけタッチパネルで作業するほうが早いです。タッチパネルの精度もかなり高く、Windowsの小さいボタンも全然間違うことなくタッチできてしまいます。
なので自分は基本的にはタッチパネルでずっと作業しています。ほんとに細かい箇所を指定する時だけポインターを使うようにしています。
そしてがっつり作業するときはこの超小型マウスを持ち歩いています。これほんとに小さすぎて最高です。超小型のOneMix3とめっちゃ相性いいです。おすすめ。
Retinaディスプレイの画面の精細さに驚き
画面の精細さにはほんとに驚かされます。
本気を出せば2560×1580の100%表示も可能です。さすがにここまで小さくするとタッチがしにくくなるのですが、マウス作業前提ならアリです。
OneMix2や一般的なUMPCはここまで精細な画面でなく、少し粗も目立っていましたので、これは大きな進化点だと思います。
美しい
画面サイズも使いやすい8.9インチ
画面サイズがまた絶妙なサイズの8.9インチです。
解像度が高いことも相まって、かなり実用的な作業領域を確保できます。
OneMix2などの7インチ級のUMPCでウインドウを2つ以上表示しながら作業しようとすると、例えるならiPhone 8を2台並べているぐらいの作業領域しか確保できませんでした。
しかしOneMix3では普通にMacBook Proで作業しているのと変わらないレベルの作業領域が確保できます。
2画面以上のウインドウで作業するときの作業効率が全然違います。
ほんまMacBook Air売ってくるわ
指紋認証が爆速
OneMix3はキー右上の電源ボタンの横に独立した指紋認証センサーがあります。
この指紋認証センサーがとてつもなく爆速でノンストレスでログインできます。
MacBookやiPhoneみたいに決済などいろんな認証をこの指紋認証でいけたら……と思ってしまいます。
イヤホンジャック搭載。スピーカーの音質は期待するな
キーボードの左側にしっかりイヤホンジャックを搭載しています。これはありがたいですね。
https://activatesp.com/onemix3-earphone/
しかし内蔵スピーカーはなんとモノラル。ディスプレイ左側のほうから音が鳴っているのですが、そんなに良い音質ではありません。
映画や音楽をしっかり楽しむならスピーカーかイヤホンに繋ぐことをおすすめします。
LTEに繋げたらどれだけ幸せなんだろう
持ち運びもしやすく、開くとすぐに作業できるので、LTEにも対応していたらと思うのですが、残念ながらSIMモジュールには対応していません。
当初対応するという話があったのですが、結局なにもないままです。
一部の本体では実は搭載されているというものもあったりしたようですが、今の個体は非搭載です。
日本語対応
OSはWindows 10 Homeなので、当然表示は日本語に対応しています。
入力もキーボードはUSキーボードになりますが、記号の位置さえ覚えてしまえば全然問題なく使えます。
インターフェースも充実の装備
こういった小型端末はインターフェースを省かれがちですが、OneMix3はまったく妥協なし。
USB C、USB Aどちらもしっかり搭載しているので拡張性も抜群です。なんでも繋ぐことができます。
ただしUSB Cは1ポートのみで充電も兼ねているので、充電しながらUSB Cポートを使用したい場合はハブが必要です。
ワシに繋げんものはない
画面を回転してタブレットスタイルも可能
画面をひっくり返すとタブレットスタイルにもなります。
でもこのスタイルで使うのって買った初日だけです。
分厚いからさ……
Kindleとの組み合わせで意外と使えるテントスタイル
それこそ絶対使わないだろうと思っていたテントスタイルですが、これがなんとKindleアプリと相性が良いことがわかり多用しています。
Kindleアプリはめちゃくちゃ読みやすい
画面が8.9インチありますから、絶妙なサイズで非常に読書しやすいです。
このようにして持つといい感じに手に引っかかりますし、画面側なので厚みもそんなにないので持ちやすくおすすめです。
めっちゃ読書がはかどる
OneMix3の電池持ち
OneMix3の電池持ちはかなり良いです。
実稼働で5~6時間は持ちます。これだけ持てば十分でしょう。
詳しくはこちらに記事にしています。
ちなみに充電時間は4時間ほどで100%まで回復します。
まとめ
OneMix3は最近流行りのUMPCというカテゴリに8.9インチという画面サイズと高級感で一つの答えを提示したモデルだと思います。
これ1台でメインPCとしても使え、もちろんカフェなどでの作業もでき、飛行機や新幹線やバスですら仕事場になってしまうという素晴らしさ。
これ1台でどこでも作業ができるこの快適さ、ぜひ味わってみてください。