今回は、先日発売されたOPPO Reno9 Aがおすすめしにくい理由について解説したいと思います。スマホ選びの参考になれば幸いです!
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OPPO Reno9 Aの概要
OPPO Reno9 Aは2023年6月22日に発売されたOPPOのミドルレンジスマホです。
日本向けモデルとして人気のOPPO Reno Aシリーズ最新モデルにあたりますね。
スマホ好き界隈の中ではなかなか不評を買っている一台で、大きな原因としてはほとんどOPPO Reno7 Aと変わらない仕様であることが挙げられます。
今回はOPPO Reno9 Aの惜しいところを詳しく紹介していきたいと思います。
OPPO Reno9 A | |
---|---|
発売日 | 2023年6月22日 |
チップセット | Snapdragon 695 |
メモリ | 8GB |
Geekbench5 | ‐ |
3DMark | ‐ |
ディスプレイ | 6.4インチ 90Hz駆動有機EL |
本体サイズ | 74×160×7.8mm |
重量 | 183g |
バッテリー容量 | 4,500mAh |
メインカメラ | 48MP(広角F1.7 1/2インチ)+8MP(超広角F1.7)+2MP(マクロF2.4) |
チップセットがSnapdragon 695
OPPO Reno9 Aの最も惜しいところがチップセットです。
OPPO Reno9 AはチップセットにSnapdragon 695を採用しました。
2022年から2023年前半にかけて国内で発売されるミドルレンジモデルはスナドラ695ばかりですね。
処理性能自体はミドルレンジとしては普通で、普段使いなら問題はありません。
欠点は画像処理が弱いところで、特に動画性能が低く4K撮影ができません。
また、静止画の処理も比較的弱いことが多いですね。
スナドラ695搭載機でカメラが好評なのはAQUOS sense7くらいです。
前モデルからの変化が少ない
OPPO Reno9 Aの先代モデルはOPPO Reno7 Aですが、この2機種を比べるとはっきり言ってほとんど変化がありません。
スペック上の変化は以下の3つくらいでしょうか。
- RAM容量増加(6GB→8GB)
- 重量増加(175g→183g)
- 背面素材が樹脂からガラスに
素材がガラスに変わっていますが、デザインも基本的には同じです。
また、RAMの増加があってもチップセットが同じなので、実際の使用感にそれほど差が出ることはありません。
特に新機能なども無いようなので、わざわざReno7 AユーザーがReno9 Aに買い替える必要は無いと思います。
価格が安いわけではない
前モデルとほぼ同じ端末なので消費者側としては安く売ってほしいところですが、価格はReno7 Aと比べて大幅に安くなってはいません。
販売価格を比べると、IIJmioのみReno9 Aの方が安い設定となっていますが、それ以外は基本的にReno9 Aの方が高いですね。
楽天モバイルは特に値上げ幅が大きく、定価を比べると1万円以上の値上げとなっています。
OPPOが頑張ってこの価格に抑えたのは感じられますが、ほぼ同じ端末で値上げがあるとやはり残念ですね。
OPPO Reno9 A | OPPO Reno7 A | |
---|---|---|
au | ‐ | 取扱終了 |
UQモバイル | ‐ | 取扱終了 |
ワイモバイル (回線契約必須) | 23,400円 | 在庫なし |
楽天モバイル | 53,900円 回線契約セットで6,000円引き 新製品購入キャンペーン5,500ポイント還元 回線契約で3,000円分ポイント還元 →実質39,400円 | 34,980円(割引前40,800円) 回線契約セットで6,000円引き 回線契約で3,000円分ポイント還元 →実質25,980円 |
IIJmio | 通常価格:37,500円 MNP限定特価:19,800円 | 通常価格:39,800円 MNP限定特価:21,800円 |
mineo | 40,656円 | 35,640円 |
OPPO Reno9 Aの良いところはあるのか?
そんなReno9 Aにも良いところはもちろんあります。
一番大きい魅力として、最新OSにしっかり対応していることが挙げられます。
当時の最新OSはAndroid 12だった中、前モデルのReno7 Aの初期OSはAndroid 11でした。
一方でReno9 Aは初期OSの時点で最新のAndroid 13にしっかり対応しており、アップデート保証があるわけではないですが、長期の利用を考えればやっぱり安心ですね。
その他、マットなガラス背面の高級感や、RAM8GBで動作の余裕が少し増しているといったところがReno9 Aの魅力だと思います。
また、4~5万円台のミドルレンジスマホの中で見ると、Reno9 Aの優れているポイントはそこそこあります。
日本向けモデルなのでおサイフケータイや防水にもしっかり対応していますし、日常使いにおける大きな弱点は無いためReno9 A自体は悪い端末ではありません。
OPPOの厳しい状況を示した一台?
OPPOの日本法人であるオウガジャパンはここ最近少し大変そうな様子を見せています。
国内投入されたハイエンド機は2021年のOPPO Find X3 Proが最後なので、ここ2年ほどハイエンドモデルが日本で発売されていません。
また、2022年には驚くほど低スペックなOPPO A77を国内発売しました。
Reno9 Aの前モデルにあたるReno7 Aは発売から半年足らずでau、UQモバイルでの取り扱いが終了しました。
さらに、今年のReno9 Aはau、UQモバイルでの取り扱いがそもそもありません。
2世代前のOPPO Reno5 Aなどが人気を集めたときのような勢いは無さそうに見えますね。
見方によっては撤退戦にも見えてしまう状況となっています。
国内のスマホメーカー同様にOPPOも結構厳しい状況にあるのかもしれません。
中国などでは勢いはまだまだあるので、日本でもまた頑張ってほしいところですね。
変化が少ないことが一番の弱点
OPPO Reno9 Aは前作からの変化が少ないことが弱点で、Reno9 A単体を見れば悪い機種ではありません。
そのため、前作のReno7 Aと比べなければ問題ないとも言えます。
とはいえ、Snapdragon 695の弱点(カメラ性能など)は理解した上で購入することをおすすめします。
OPPO Reno9 Aは新モデルではなくOPPO Reno7 Aの派生モデルとすれば印象が変わったのではないでしょうか。
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