今回は、Galaxy Z Fold6を1ヶ月使い込みましたので、詳しいレビューをお届けしたいと思います。
スマホ選びの参考になれば幸いです！
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Galaxy Z Fold6の概要
Galaxy Z Fold6はSamsungの最新折りたたみスマホです。
閉じているとスリムなスマホ、開くと正方形に近い小型タブレットの形を踏襲しています。
前モデル比で横幅が増し、重量はかなり軽くなりました。
カメラは、引き続き広角＋超広角＋3倍望遠のトリプルレンズカメラを搭載しています。
「折りたたみAIフォン」としてAI機能も充実している一台です。
| Galaxy Z Fold6 | |
|---|---|
| 発売日 | 2024年07月31日 |
| SoC | Snapdragon 8 Gen 3 For Galaxy |
| メモリ | 12GB |
| Geekbench6 | シングル：2,234 マルチ：6,938 |
| 3DMark | 4,822（Wild Life Extreme） |
| ディスプレイ | メイン：7.6インチ 最高120Hz駆動有機EL カバー：6.3インチ 最高120Hz駆動有機EL |
| 本体サイズ | 132.6×153.5×5.6mm（オープン時） 68.1×153.5×12.1mm（クローズ時） |
| 重量 | 239g |
| バッテリー容量 | 4,400ｍAh |
| GSMArena バッテリーテスト | 11時間31分 |
| メインカメラ | 50MP（広角F1.8） 12MP（超広角F2.2） 10MP（3倍望遠F2.4） |
Galaxy Z Fold6を実際に使って良かったところ
それでは、Galaxy Z Fold6を実際に使ってみて良かったポイントを紹介していきます。
ミニマルかつ高級感のあるデザインが良い
Galaxy Z Fold6はデザインの方向性が前作までとはかなり異なります。
従来はどちらかというと高級感重視で、側面は光沢があり、曲線を多用したデザインをしていました。
一方、Galaxy Z Fold6は側面も含め全体がマットな質感になり、形状も直線的になりました。
全体的にミニマルなデザインに仕上がっており、ギア感のある雰囲気になっています。
道具としてガシガシ使いたくなる上、シンプル・ミニマルな雰囲気がかなり好みです。
ただ、安っぽいわけではなく、落ち着いた高級感もしっかりあります。
また、開くとベゼルが細いことや本体が薄くなったことで、いい意味で板感が非常に強いです。
これがかなりかっこよく、所有感が満たされると思いました。
従来モデルとは雰囲気が全く異なり、デザインの方向性は刷新されたと言えるでしょう。
ミニマルなデザインが好きな方は、外観目当てでGalaxy Z Fold6に乗り換えるのも十分オススメです。
軽量化でかなり扱いやすくなった
Galaxy Z Fold6の重量は239gで、前作から14gも軽くなっています。
実際に使ってみても軽量化は十分実感でき、通常のスマホとかなり近い感覚で使えるようになりました。
実際、ストレート型のGalaxy S24 Ultraは233gなので、重量は結構近づいています。
それでいてGalaxy Z Fold6は開いて大画面が使えるので、「タブレット級の大画面を気軽に持ち運べる」という折りたたみスマホの魅力は増したと思います。
折りたたんだときの厚みは今回もそこそこあるものの、全体的な扱いやすさは改善しています。
縦横比変更でカバーディスプレイ、マルチタスクが快適
Galaxy Z Fold6は前作より横幅が増しています。
カバーディスプレイはより通常のスマホっぽく使えるようになりました。
縦長すぎる感覚が弱まり、使いやすくなった印象です。
21：9のXperiaと同等くらいの使い勝手にはなっていると思います。
また、メインディスプレイも横幅が伸び、より正方形に近い形状になりました。
アプリを2つ並べたときの使い勝手が改善しており、カバーディスプレイと同様に、それぞれのウィンドウが普通のスマホに近い感覚で使えるようになっています。
電子書籍なども見やすくなったので、縦横比の変更はGalaxy Z Fold6の魅力と言えるでしょう。
処理性能は十分すぎる
Galaxy Z Fold6は最新のSnapdragon 8 Gen 3を搭載しています。
動作は全く問題なく、重めのゲームもかなり快適に楽しめました。
発熱も抑えられており、夏場でも快適に利用できます。
屋外で写真撮影をよく行う場合でも快適です。
AI機能などの動作も速度は速く、十分快適に使えました。
また、アップデート保証も7世代対応しているので、長く使いたい方にもおすすめです。
Galaxy Z Fold6を実際に使ってイマイチだったところ
ここからは、逆に実際にGalaxy Z Fold6を使ってみてイマイチだと感じたポイントを紹介します。
中身の部分は前作からそこまで進化していない
Galaxy Z Fold6の魅力は主にハード面だと思います。
すでに紹介したような、デザインの変更、軽量化、縦横比の変更で手に持ったときの感動は非常に大きいです。
ただ、使える機能やカメラ性能など、中身の部分は前作からそこまで変わっていないというのが正直なところです。
前作などから買い替えることで、ハードの進化による「扱いやすさ」は実感できると思います。
一方、中身の進化はそこまで無いため、「できることの幅」があまり変わらない点には注意が必要です。
とはいえ、外側の進化はかなり大きいので、その点では乗り換えもおすすめしたいところです。
AI機能は魅力ではあるが、そのために乗り換える価値は微妙
Galaxy Z Fold6はAI機能が充実している点も特徴です。
テキスト生成、翻訳系機能、画像編集などに活躍してくれます。
面白い機能ではあるものの、これらのAI機能を日常的に使うかというと微妙な部分があります。
普段から使うとすればテキスト生成機能くらいですが、誰もが日常的に使うものではないかと思います。
また、ほとんどのAI機能は前作などでも利用可能となっています。
処理速度はGalaxy Z Fold6の方が速いと思いますが、前作でも同じように利用できることを考えると、AI機能のためにわざわざ乗り換えるべきではないと感じました。
Galaxy Z Fold6の価格
Galaxy Z Fold6は直販モデルとキャリア版が同時発売されました。
直販版の定価は249,800円からで、キャリアは27万円前後から購入可能となっています。
一括購入なら直販モデルがおすすめですね。
キャリアの残価設定プログラムは2年後返却実質16万円前後に設定されています。
auでは回線契約で最大22,000円の割引もあります。
定価の高さとリセールバリューの悪さを考えると、残価設定プログラムの利用は意外とおすすめです。
白ロムの在庫も徐々に増えてきました。
イオシスでは海外版の未使用品が219,800円から販売されています。
この価格は海外モデルの中でも特に相場が下がりやすい韓国版のものなので、未使用品ではあるものの結構安いですね。
国内版などなら23万円台で購入可能です。
一括で少しでも安く買いたい方は白ロムをチェックしてみてはいかがでしょうか。
| Galaxy Z Fold6 | |
|---|---|
| Samsung公式 | 256GB：249,800円 512GB：267,800円 1TB：303,800円 |
| ドコモ | 275,990円〜 いつでもカエドキプログラム：実質158,510円〜 |
| au | 269,800円～ スマホトクするプログラム：実質160,800円 新規契約：11,000円引き、MNP・機種変更：22,000円引き |
| イオシス | 219,800円〜（海外版未使用品） |
| じゃんぱら | 259,980円（国内版未使用品） |
触ると魅力が分かる一台、前作からの乗り換えもアリ
Galaxy Z Fold6はデザイン、サイズ感などのハード面が進化しているモデルです。
実際に触ってみるとかっこよさや軽さが分かって、所有感が満たされます。
かなり良くなっているので、これだけでも買い替える価値はあると思います。
ただ、中身は従来モデルとそこまで違いはありません。
言い換えれば、すでに成熟しきっているとも言えますが、面白みに欠けるのは事実です。
外観などのハード面の進化を期待していた方は、Galaxy Z Fold6をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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