ついに発売されたコンパクトながら抜群の性能のXperia 5 Ⅱ。
コンパクトとはいえ、フラッグシップ級の性能なのでさすがに高価なXperia 5 Ⅱ。少しでもお得に買いたいのであれば白ロムや中古品を手に入れてうまく運用するのが断然おすすめです。
しかし中古品や白ロムってどうやって入手するのかわからない、どうやって設定すればいいかわからない、ちゃんと動くか不安、自分の通信会社に対応しているのかわからないといった心配があると思います。
ということでXperia 5 Ⅱの中古や白ロムの運用の仕方について解説しましょう。
Xperia 5 Ⅱのスペックや特徴
Xperia 5 Ⅱのスペックや特徴を見ていきましょう。
Xperia 5 Ⅱのスペック
Xperia 5 Ⅱ | |
---|---|
ストレージ容量 | 128GB/256GB |
価格 | 約110,000円〜 |
CPU | Snapdragon 865 |
メモリ(RAM) | 8GB |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ |
解像度 | 2,520 × 1,080 |
本体サイズ | 158 × 68 × 8.0mm |
重量 | 163g |
背面カメラ | 12MP(F2.2、超広角)+12MP(F1.7、広角) +12MP(F2.4、望遠)(トリプルカメラ) |
インカメラ | 8MP |
充電方法 | ワイヤレス充電(Qi)非対応 |
防水防塵 | IP65/68 |
SDカード | 対応 |
認証方法 | 指紋認証 |
おサイフケータイ | 国内版対応、海外版非対応 |
イヤホンジャック | 搭載 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
カラーバリエーション | ピンク |
ブラック | |
ブルー | |
グレー |
Xperia 5 Ⅱの特徴
- 120Hz駆動ディスプレイ
- コンパクトながらフラッグシップ級の高性能Xperia
- 本体幅68mmで片手で扱いやすいサイズ
- 5G対応
ざっくりいうと夏モデルのフラッグシップモデルであるXperia 1 Ⅱの性能をそのままに、片手で扱いやすいコンパクトサイズにしたのがXperia 5 Ⅱです。
白ロムとは?
白ロムとはSIMカードの入っていないスマホのことで、通信会社と契約中でない本体を白ロムと呼びます。
SIMカードが入っていないとスマホは通信会社を介した通信ができませんが、本体に合ったドコモや格安SIMなどの通信会社のSIMカードを入れると通信できるようになります。
白ロムには中古品と新品がある
白ロム全てが中古品という訳ではありません。新品の状態で売りに出されたものは新品の白ロムとなります。
なぜ新品で売りに出されるかというと、転売目的やiPhoneなどのスマホはリセールバリューが高いため現金化の目的などが考えられます。どちらにしても製品自体は悪いものではありません。またお店が海外版を輸入して販売するケースもあります。その場合も新品です。
中古品の白ロムの注意点
中古品なのでバッテリーや画面や充電端子などの劣化具合は使用状態によります。よく注意して購入しましょう。専門店の場合はそのあたりはチェックが入り問題がある場合は明記されているので安心です。
白ロムの相場
白ロムの相場は新品、中古品ともにイオシスなどの白ロム専門店が平均的な相場になります。
ヤフオクやメルカリを利用する場合はそれより10%ほどは安くなりますが、当たり外れが大きい、保証がないなどのデメリットがあるので、専門店での購入のほうがおすすめです。
自分の使っている通信会社(ドコモ・au・ソフトバンク・格安SIM)はどのXperia 5 Ⅱの白ロムが使えるの?
あなたが使っている通信会社ごとにどの白ロムが対応しているのかみていきましょう。
Xperia 5 Ⅱの各モデルの対応周波数
各モデルの本体の対応周波数です。
4G LTEの対応周波数
バンド | ドコモ版 | au版 | グローバル版 | 備考 |
---|---|---|---|---|
バンド1(2.0GHz) | ○ | ○ | ○ | ドコモのメインバンド、auの山間部や田舎、ソフトバンクのメインバンド |
バンド2(1.9GHz) | ○ | |||
バンド3(1.7GHz) | ○ | ○ | ○ | ドコモの東名阪、ソフトバンクが使用、ワイモバイルのメインバンド、楽天モバイルのメインバンド |
バンド4(AWS) | ○ | |||
バンド5(850MHz) | ○ | |||
バンド7(2.6GHz) | ○ | |||
バンド8(900MHz) | ○ | ソフトバンクのプラチナバンド | ||
バンド11(1.5GHz) | ○ | auが使用、ソフトバンクが使用 | ||
バンド12(700MHz) | ○ | |||
バンド13(700MHz) | ○ | |||
バンド17(700MHz) | ○ | |||
バンド18(800MHz) | ○ | auのメインバンド | ||
バンド19(800MHz) | ○ | ○ | ドコモのプラチナバンド | |
バンド20(800MHz) | ○ | |||
バンド21(1.5GHz) | ○ | ドコモの北海道、東北、四国、北陸 | ||
バンド26(800MHz) | ○ | ○ | ||
バンド28(700MHz) | ○ | ○ | ○ | ドコモのプラチナバンド、auのプラチナバンド、ソフトバンクのプラチナバンド |
バンド29(700MHz) | ○ | |||
バンド32(1.5GHz) | ○ | |||
バンド38(2.6GHz) | ○ | |||
バンド39(1.9GHz) | ○ | |||
バンド40(2.3GHz) | ○ | |||
バンド41(2.5GHz) | ○ | |||
バンド42(3.5GHz) | ○ | ○ | auのWiMAX2+、ソフトバンクのAXGP |
各社の利用周波数は次のようになります。
各社の4G LTEの利用周波数は次のようになります。
ドコモの4G・LTEでの利用周波数
バンド1(2.0GHz)
ドコモのメインバンドです。これは是が非でも抑えておく必要があります。
バンド19(800MHz)/バンド28(700MHz)
ドコモのプラチナバンドです。山間部や田舎をカバーしていますのでこちらも抑えておきたいです。
バンド3(1.7GHz)
ドコモが東名阪で拡大しているエリアですがなくても困りません。
バンド21(1.5GHz)
ドコモが北海道、東北、四国、北陸で拡大しているエリアですがなくても困りません。
auの4G・LTEでの利用周波数
バンド18(800MHz)
auのメインバンドです。auを使用するなら是が非でも抑えておく必要があります。
バンド1(2.0GHz)
auのサブバンドです。より広い範囲を高速にカバーしたいなら抑えておきたいです。
バンド28(700MHz)
auのプラチナバンドです。auはメインバンドが800MHz山間部や田舎をカバーしていますのでこちらも抑えておきたいです。
バンド41(2.5GHz)
auのWiMAX2+です。高速ですがあれば良いという感じです。
ソフトバンクの4G・LTEでの利用周波数
バンド1(2.0GHz)
ソフトバンクのメインバンドです。これは是が非でも抑えておく必要があります。
バンド8(900MHz)/バンド28(700MHz)
ソフトバンクのプラチナバンドです。山間部や田舎をカバーしていますのでこちらも抑えておきたいです。
バンド41(2.5GHz)
ソフトバンクのAXGPです。高速ですがあれば良いという感じです。
楽天モバイルの4G・LTEでの利用周波数
バンド3(1.7GHz)
楽天モバイルのメインバンドです。楽天モバイルを使用するなら抑えておく必要があります。
バンド18(800MHz)
auのメインバンドです。楽天モバイルのエリア外の時にauのバンド18に接続となるため、抑えておきたいです。
各通信キャリアとの本体の相性
ドコモのSIMもしくはドコモ系の格安SIMを使っている場合
- ドコモ版の本体:問題なく使用できます。
- au版の本体:メインバンドのバンド1に対応しているため使用できますが、プラチナバンドであるバンド19に非対応のため、田舎や山間部では繋がりにくい場所があるかもしれません。またSIMロック解除が必要です。
- グローバル版の本体:問題なく使用できます。VoLTEでの通話はなぜかできません。
auのSIMもしくはau系の格安SIMを使っている場合
- ドコモ版の本体:メインバンドのバンド18に対応していないので実質使用できません。
- au版の本体:問題なく使用できます。
- グローバル版の本体:メインバンドのバンド18に対応していないので実質使用できません。またVoLTEでの通話はなぜかできません。
またauVoLTEによる通話に対応しているかは確認が必要です。
ソフトバンクのSIMもしくはソフトバンク系の格安SIMを使っている場合
- ドコモ版の本体:メインバンドのバンド1に対応しているため使用できますが、プラチナバンドであるバンド8に非対応のため、田舎や山間部では繋がりにくい場所があるかもしれません。またSIMロック解除が必要です。
- au版の本体:メインバンドのバンド1に対応しているため使用できますが、プラチナバンドであるバンド8に非対応のため、田舎や山間部では繋がりにくい場所があるかもしれません。またSIMロック解除が必要です。
- グローバル版の本体:問題なく使用できます。
VoLTEによる通話に対応しているかは確認が必要です。
楽天モバイルのSIMを使っている場合
- ドコモ版の本体:メインバンドのバンド3に対応しているため問題なく使用できます。またSIMロック解除が必要です。
- au版の本体:メインバンドのバンド3に対応しているため問題なく使用できます。またSIMロック解除が必要です。
- グローバル版の本体:メインバンドのバンド3に対応しているため問題なく使用できます。 VoLTEでの通話はなぜかできません。
5Gの対応周波数
海外版では5Gは日本の通信会社が何かしら規制をかけているようで、周波数が問題なくても繋がらないことがあります。ご注意ください。
バンド | ドコモ版 | au版 | グローバル版 | 備考 |
---|---|---|---|---|
バンドn1(2.1GHz) | ○ | |||
バンドn3(1.8GHz) | ○ | |||
バンドn28(700MHz) | ○ | |||
バンドn77(3.7GHz) | ○ | ○ | ○ | ドコモ、au、楽天、ソフトバンクが使用 |
バンドn78(3.5GHz) | ○ | ○ | ○ | ドコモ、auが使用 |
バンドn79(4.5GHz) | ○ | ○ | ドコモが使用 | |
バンドn257(27.0GHz) | ドコモ、au、楽天、ソフトバンクが使用 |
各社の5Gの利用周波数は次のようになります。
ドコモの5Gでの利用周波数
バンドn79(4.5GHz)
ドコモのメインバンドです。これは是が非でも抑えておく必要があります。
バンドn78(3.5GHz)
ドコモのサブバンドです。n79の次に推していると思われます。こちらも抑えておきたいです。
バンドn77(3.7GHz)
ドコモがもう1つ取得している周波数ですが、ドコモの機種でも対応していないものもあり、まだ本格的に利用していないようです。こちらはなくても困りません。
バンドn257(27.0GHz)
ミリ波と呼ばれる周波数で、2020年6月以降にさらなる高速化のために利用されます。現時点ではドコモの機種でも対応していないものも多く、なくても困りません。
auの5Gでの利用周波数
バンドn78(3.5GHz)
auのメインバンドです。これは是が非でも抑えておく必要があります。
バンドn77(3.7GHz)
auのサブバンドです。n78の次に推していると思われます。こちらも抑えておきたいです。
バンドn257(27.0GHz)
ミリ波と呼ばれる周波数で、2020年6月以降にさらなる高速化のために利用されます。現時点ではauの機種でも対応していないものも多く、なくても困りません。
ソフトバンクの5Gでの利用周波数
バンドn77(3.7GHz)
ソフトバンクのメインバンドです。これは是が非でも抑えておく必要があります。
バンドn257(27.0GHz)
ミリ波と呼ばれる周波数で、2020年6月以降にさらなる高速化のために利用されます。現時点ではソフトバンクの機種でも対応していないものも多く、なくても困りません。
楽天モバイルの5Gでの利用周波数
バンドn77(3.7GHz)
楽天モバイルのメインバンドです。これは是が非でも抑えておく必要がありますが、まだ楽天モバイルは5Gがスタートしていないのでなくても困りません。
バンドn257(27.0GHz)
ミリ波と呼ばれる周波数で、さらなる高速化のために利用されます。楽天モバイルがいつ利用開始するのかわからないので、なくても困りません。
5Gの各キャリアのSIMカードと本体の相性
それでは各社の5G対応SIMと本体との相性を見てみましょう。
ドコモのSIMを使っている場合
- ドコモ版の本体:メインバンドのn79に対応。サブバンドのn77とn78にも対応しており、問題なく使えます。
- au版の本体:メインバンドのn79に非対応、サブバンドのn77とn78に対応しているので、繋がりにくいところが多いです。
- グローバル版の本体:n77〜n79まで対応しているので通信は使用できます。しかしなぜかVoLTE通話が利用できません。
auのSIMを使っている場合
- ドコモ版の本体:メインバンドのn78とサブバンドのn77に対応しているので、使用できます。
- au版の本体:メインバンドのn78とサブバンドのn77に対応しているので、問題なく使用できます。
- グローバル版の本体:n77〜n79まで対応しているので周波数的には問題ないのですが、なぜか弾かれます。LTEは繋がるんですが・・。
ソフトバンクのSIMを使っている場合
- ドコモ版の本体:メインバンドのn77に対応しているので使用できます。
- au版の本体:メインバンドのn77に対応しているので使用できます。
- グローバル版の本体:n77〜n79まで対応しているので問題なく使用できます。ミリ波には対応していません。
ちなみに通信会社と本体の相性についてはこちらに詳しく記事にしています。
ソニーのXperiaの新モデルXperia 5 Ⅱが発表されました。フラッグシップでありながらコンパクト。そして5G対応です。前作Xperia 5も人気でしたが、今作も人気間違いなしでしょう。今回も日本でもドコモとau[…]
白ロムはどうやったら使えるの?
SIMトレイを開けて、通信会社のSIMカードを本体にセットします。
あとは自分の通信会社のAPNを設定すれば使えるようになります。
「通信会社+APN」でGoogle検索すれば出てきます。主要な通信会社の場合、SIMカードを挿しただけで設定不要な場合もあります。
Xperia 5 Ⅱのおすすめ購入方法とは?
白ロムや中古品のおすすめの入手方法はスマホ白ロム専門店のイオシスです。
価格も安く、6ヶ月の端末保証があるのでなんといっても安心。万が一本体に問題があった場合は返金や交換対応もしてくれますので心配無用です。