今回は、iPhoneの購入方法について、キャリアの2年レンタルと新品一括購入して売却する場合のどちらがお得なのかというテーマで、解説していきたいと思います。
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それぞれの購入方法について
2年レンタルとは、キャリアが提供している購入サポートプログラムで、厳密には残価設定プログラムと言います。
分割で端末を購入し、約2年後に端末を返却することでそれ以降の支払いが免除される仕組みです。
回線契約なしでも利用でき、機種によっては端末代をかなり抑えることができます。
今回それと比較するのが新品の一括購入をして、2年後に端末をイオシスなどに売却する方法です。
購入金額から売却額を引いた額が実質負担額と言え、2年レンタルの負担額と比較することができます。
2年間の実質負担額の比較
今回は以下の4機種を取り上げて比較していきます。
- iPhone 14
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 15
- iPhone 15 Pro Max
いずれもストレージは最低容量を取り上げており、各社の価格は2024年6月末時点のものです。
2年レンタルの実質負担額は割引なしの状態で、2年後売却額はイオシスの買取額の傾向から予想しています。
2年間使用した状態なので、買取時の商品ランクは中古C〜B相当を想定しています。
iPhone 14やiPhone SE(第3世代)など、発売から時間が経ったものはキャリアの2年レンタルがお得になりやすいですね。
これは、キャリアが値下げして投げ売り(投げ貸し)の対象にすることも多いことが要因です。
また、iPhone 15のような無印モデルも2年レンタルの方がお得な場合が多いですね。
最新標準モデルはiPhoneの中でも売れ筋端末なので、キャリアが2年レンタルを安く設定する傾向にあるためです。
一方で、上位モデルのiPhone 15 Pro Maxは、一括購入して売却の方がお得になりやすいです。
iPhoneの中でも上位モデルは、キャリアがあまり安く設定しないことと、リセールバリューの高さが原因と言えるでしょう。
その他のPlusやProモデルといったモデルもPro Maxと似た傾向にあり、一括購入して2年後に売却した方がお得になりやすいです。
アップルストア定価 | 2年後売却額 | 定価−売却額 | ドコモ実質負担額 | au実質負担額 | ソフトバンク実質負担額 | 楽天モバイル実質負担額 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
iPhone 14 | 112,800円 | 4〜5.5万円 | 6〜7万円 | 22,033円 | 44,047円 | 44,016円 | 60,384円 |
iPhone SE(第3世代) | 62,800円 | 1.3〜1.5万円 | 5万円前後 | 22,154円 | 22,047円 | 22,008円 | 31,992円 |
iPhone 15 | 124,800円 | 5.5〜7万円 | 5.5〜7万円 | 62,898円 | 38,240円 | 36,144円 | 65,880円 |
iPhone 15 Pro Max | 189,800円 | 8〜10万円 | 9〜11万円 | 119,460円 | 122,360円 | 43,992円 +12,100円、保証料 ※1年レンタル | 105,384円 |
モデル別におすすめの購入方法を紹介
ここからは、比較した内容をもとに、モデル別におすすめの購入方法を紹介します。
最新の標準モデル
最新の標準モデルは、売れ筋モデルなのでキャリアの2年レンタルが安く設定される傾向にあります。
ただ、発売直後は少し高めに設定される場合もあり、その場合は一括購入して売却の方が安くなることも多いです。
リセールバリューの傾向を考えると、2年レンタルが実質5万円以下であれば2年レンタルがおすすめです。
型落ちモデル、iPhone SE
型落ちモデルや廉価モデルのiPhone SEは基本的には2年レンタルがおすすめです。
キャリアで投げ売りを意識した、2年後返却実質22,000円前後などの価格設定にされることが多いからですね。
一方で、一括だとそれほど値下げされないこともあり、2年レンタルの方が断然安いパターンも多いです。
最新のProモデル
高価格帯のモデルになると、一括購入して2年後に売却した方が安くなりやすいです。
2年レンタルがそれほど安く設定されないことが大きな要因です。
また、リセールバリューも高く、上手く売却できれば実質負担額をかなり抑えることができます。
Pro系のモデルで売却を行う場合は、1年で売って最新モデルを買い続ける方法も割とアリですね。
高価格モデルほど売却がお得、2年レンタルも割とおすすめ
iPhoneの場合、型落ちなどの安いモデルほど2年レンタルがお得、Pro系の高価格帯になるほど2年後売却がお得になる傾向があります。
2年レンタルが特に安く設定されやすい型落ちモデルや無印モデルは、キャリアの実質負担額をチェックすることをおすすめします。
リセールバリューが低いAndroidスマホほどではないですが、2年レンタルは割とおすすめです。
ただし、今回取り上げていないストレージ大容量モデルになると、Pro系のように一括購入+売却の方がお得になりやすいです。
Pro系のモデルはリセールバリューが高いので、基本的には一括購入+売却がおすすめです。
ただし、売却予定の場合、お得に利用するためには傷や破損に注意しながら使うことが重要です。
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