今回は、スマホの投げ売りとブラックリストについて見ていきたいと思います。
スマホ選びの参考になれば幸いです!
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携帯キャリアにおけるブラックリストとは
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといった携帯キャリアにはブラックリストがあると言われています。
これは、短期解約などをした顧客を一定期間契約できなくする仕組みで、ブラックリストに載ってしまうとそのキャリアでしばらく契約できなくなるとされます。(長いと5年程度)
回線契約が条件の投げ売りが盛り上がったことで、短期解約とブラックリストの関係が話題になっていますね。
安くスマホを使うために投げ売りを使ったのにキャリアの通信料が高すぎて短期解約を検討する方も多いと思います。
短期解約によるブラックリスト入りの基準は?
短期解約の基準はキャリアごとに以下のように定められていると言われています。
ただし、以下の数字はあくまで目安であり、確定情報ではありません。
- ドコモ:90日
- au:180日
- ソフトバンク:180日
これより短い期間で解約してしまうと短期解約でブラックリスト入りしやすいと考えられます。
ちなみに、iPhoneを購入した場合はこの期間が1年に伸びるとも言われているので、iPhoneを投げ売りで買った場合はより長めに契約した方が良いかもしれませんね。
いずれにしろ、ブラックリスト入りを回避するには最低でも半年〜1年くらいは解約しない方が良いと考えられます。
基本的には一度ではなく何度も短期解約を繰り返すことでブラックリスト入りしますが、一度だけで即ブラックリスト入りする場合もあるので注意が必要です。
また、サブブランドへの乗り換えはドコモのahamo以外(povo2.0、UQモバイル、ワイモバイル、LINEMO)は短期解約に該当する可能性が高いです。
ahamoへの乗り換えは単なるプラン変更扱いなのに対し、その他は完全に別ブランドとしているためです。
出費を抑えつつブラックリスト入りを回避する方法は?
投げ売りスマホを買う人は出費を抑えたい人が多いと思います。
そのため、投げ売りとともに契約した回線の料金を抑えたい人も多いのではないでしょうか。
ブラックリスト入りを回避しつつ出費を抑える方法は以下の2つが挙げられます。
- ahamoに移行(ドコモの場合)
- 半年以上経ってから格安SIMなどに移行する
ahamoは20GB使えて月2,970円~のドコモの格安プランです。
ドコモの通常プランで20GB使うと月額7,315円(eximo)なので、ahamoにするだけでかなり通信料を抑えられますね。
また、短期解約に当たらない半年以上経ってから解約することも1つの選択肢です。
多くの場合、半年通信料を払っても本来の端末代金より安く済むことが多いので、一定期間少し我慢すれば…という感じですね。
(キャリアの料金はおよそ月7,000円前後×6カ月=42,000円程度)
短期解約とブラックリストの関係に変化?
2023年2月28日、総務省がキャリアのブラックリストに対する見解を公表しました。
「短期解約によってブラックリスト入り=契約拒否することは違法」という内容で、電気通信事業法において短期解約は契約拒否の正当な理由にはならないとしました。
また、キャリアの代理店が本部にブラックリストの存在を確認せずに「短期解約するとブラックリスト入りする」と顧客に伝えることは「不実告知」にあたる可能性を指摘しています。
短期解約によるブラックリスト入りは転売ヤー対策の側面もあったのですが、それを禁じられると転売ヤーが増えてしまう恐れがあります。
もちろん総務省も転売ヤーは良くないものとしており、転売ヤー対策をブラックリスト以外の方法で行うことをキャリアに求めています。
この結果、具体的にキャリアがどうするのかは現時点では不明です。
しかしながら、今後ブラックリストの短期解約と関係に変化が起きそうな雰囲気は出てきましたね。
また、投げ売り自体にも圧力がかかっており、今後キャリアの販売方法にも大きな変化が起きる可能性もあるのではないでしょうか。
スマホ投げ売りとブラックリストは今後の進展に注目
スマホの投げ売りとそれに伴う短期解約、ブラックリストは現時点でかなり関係が深い問題です。
ブラックリスト入りの履歴はおそらく残るでしょうし、キャリアとの契約に問題を作りたくない場合は、短期解約はできるだけ避けた方が良いと思います。
ただ、今後ブラックリストの運用に変化が起きる可能性も高く、投げ売りも含めてキャリアの動向に注目が集まります。
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